呪術かけられてきますた

2006/12/21, 23:17 by Gen

 血液型によって性格が違うわきゃない。霊や仏や神の実在なんて糞食らえ。星座占い?手相占い?m9(^Д^)プギャー!!な自分なわけですが、だいぶ前に面白い体験をしたことを思い出しました。後楽園ラクーアの喫煙所で煙草を吸っていたところ、いかにもうさんくさい新興宗教オーラを放つ男と女の二人組が近づいてきた。彼らは、「今からあなたが吸っている煙草にまったく手を触れずその味を甘くしてみせますよ。苦みがなくなりますよ」という。「ご自由に」とそっけないリプライを返したところ、彼らは自分の両側に陣取り始めて、手をかざし、わたしの煙草に何らかの「念」を送りはじめた。 (`・ω ・´) >))))) m9(^Д^)y─┛~~  (((((<(`・ ω・´)

 ‥で、実際におもいっきし味が変わったわけですよ。バニラエッセンスのような味になったわけですよ。そしてその後、「肩こりを(身体に一切手を触れずに)取ってくれ」と言ったところ、見事に取ってくれたわけですよ。「わたしたちは今日は皆に幸せを分け与えて歩いてるんです」なんて臭い台詞を残して鮮やかに去ってゆきましたよ、彼らは。

 まぁ「一種の催眠体験じゃね?」とか「プラシーボ的な暗示効果じゃん?」とか言われそうだが、割とショッキングな体験ではあった。(Mr.マリックのような)種や仕掛けがなかったことは自分が一番良くわかっている。もしそれが催眠効果だとするならば、こんな簡単にかかるんだという意味でショッキングだった。彼らが「念」を送っている間にしていたことといえば携帯メールを打っていたことくらいだし、あのような状態で催眠にかかってしまうとすれば、満員電車はいかにも恐ろしい空間のように思えた。

 文化人類学の古典を読んでいると「呪術師」に関するストーリーには事欠かないが、ラクーアでの体験を通じて、「あ、こりゃ呪術師は人々の実感としてものすごいリアルに存在したしおそらく今でも存在しているんだな」と痛感した。<念を送るアクション→ ★ →煙草の味が変わる(肩こりが取れる)>という一連の行為フローの中で、少なくとも生活世界に生きる者にとって、★はそれほど重要じゃない。「念」によって煙草の化学的組成が変化したのか、あるいは自分の主観が暗示を受けたのかは知らないが、「私の経験として」、それは起こったのだ。誰もが★の部分に自分なりの説明を与えたがっている。★の領域を乗っ取って、一国(一つの意味世界)の主たらんとしている。仏陀しかり、麻原しかり、西洋医学しかり。現代科学とは別の因果律を想起させる世界はすぐそこに存在していて、そのような世界はよくわからないからこそ豊穣な意味の源泉となっている。豊穣な意味世界がイデオロギー(党派性)と結びつかない限りは、素敵なんじゃん、と思ってしまった。m9(^Д^)。

Tags 歴史/宗教 | | 3,922 Views | add to hatena hatena.comment 1 users add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user |  http://blog.genxx.com/wp-trackback.php?p=164
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