男と女は肯定しあう関係

2005/4/16, 15:59 by Gen

22:08:32
  学問やってる人間としてはむやみに<男/女>を区別したくないけど、でも、やはり違うのだよ(同性愛は保留)。いま具体的に考えているのは、語りの場面。絶対論としてではなく、一般的にこういう傾向あるよね、って程度の与太話として聞いてほしい。男と女の間には、根本的な相手への承認があると思う。基本的な態度として、まず相手を肯定する身構えができている。だから話しやすいし、深いところまで、意外とすんなり話せたりする。相手の話をちゃんと聞ける確率が高い。だって、はじめから身構えが肯定なのだから。

 それに対して、男/男、あるいは女/女の取り合わせの場合、はるかに語りは困難だ。ベースに、肯定の身構えがないから。妙なライバル意識が混入してきて、自己顕示欲が邪魔をする。相手が自分の話を深く受け止めてくれないケースが目立つ。「わかるわかる」といいながら、自分の話を咀嚼した応答はあまり返ってこない。表面の上滑りが多い。

 だから、会話で充実感を得られる確率が高いのは、圧倒的に異性同士の語りだと思う。同性と深く対話しようと思ったら、E-mailや手紙やネットの議論など、「書かれたもの」の方が役に立つ。もちろん例外はあるし、例外を探し求めて毎日苦労しているわけだけれど。

 対話って何だろう。まず、相手の話をいったん深く受け止める。深く受け止めれば、自分の中にもやもやとした感情がわき起こる。そのもやもやを言葉に置き換えようと、試行錯誤のチューニングを続ける。ある程度納得のいく精度でチューニングを終えれば、「言いたいことが言えた」という満足感を得られる。チューニングは早いけど精度が浅い人は、「軽薄」と呼ばれる。チューニングは遅いけど精度が高い人は「沈思黙考」と呼ばれる。チューニングの速度も精度も高い人は「頭が切れる」といわれる。でも、「相手の話をいったん深く受け止め」なければ、そもそも「言いたいこと」なんて生じない。会話は上滑りになる。「人間性とは何か」と質問されれば、「相手の話を深く受容できるかどうかの素質」だと第一に答える。異性の場合は比較的これが簡単だ。同性間では難しい。そう、思いませんか?

Tags 恋愛/セクシュアリティ | | 3,352 Views | add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user |  http://blog.genxx.com/wp-trackback.php?p=100
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