「好き」と「付き合う」は違う、ふたたび

2006/1/17, 14:29 by Gen

 徹夜でテンションが狂ってきた…。前にも書いた内容だけれども、脅迫観念的に問いつめる知人Kへのメッセージ。好きという気持ちは、「無関心」から「愛」まで連続的なグラデーションを描いている。他方、「付き合う」という行為は、付き合うか/付き合わないかの二分法。つまり、恋愛感情はアナログだけれども、付き合うか付き合わないかはデジタルなもの。感情が追いつく前に、「付き合う」という川の向こう側に身を投げることだって時にはあるさ。その人は決断を引き受けた。せっかく身を投げてくれた人を、「好きだから付き合ったんじゃないの?」なんて倫理的に責めるのは止めなよ。二人には、結んだ契約をより豊穣なものに育ててゆく可能性と義務があるのだから。

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知人の「ニート」を見ていて思ったこと

2006/1/12, 9:00 by Gen

 ニート問題について思うところをいくつか。第1に、大部分のニートはお金を稼がないが、彼らはお金を稼がなくても暮らせるのだから、彼らに金銭的な援助を行っている人がいるということ。たとえば親であったり。ニートが生まれるのは、「今のままでもとりあえず衣食住満たされて生きていける」のが最大の理由だろう(この「援助者」に焦点を当ててニート問題を研究した例は見たことがない。もっと研究がなされるべき)。いわば、ニートを支える経済的状況がニートを生殺しにしている。働きたいという「切実な」動機が形成されない。欠けていない限り、欲求することはできない。欠けていないのに、欲求しろと社会的に要請されることほど、辛いものはない。自分を肯定できる言葉、自信だけが喪失されてゆく。

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米軍の新兵器

2006/1/8, 14:36 by Gen

 ひとまず記事を読んでください。

 強い緊張やストレスで人の体温や呼吸などに表れる変化を離れた場所からひそかに計測できる“新兵器”の開発を、米空軍が計画している。人込みに潜んだ自爆テロ犯を犯行前に取り押さえるといった利用法が考えられるほか、捕虜尋問では対象者に触れずに「うそ発見器」として使える可能性もあるという。関連技術を持つ企業などから提案を募るため、国防総省がウェブサイトで明らかにした。
 うそ発見器は、精神的な動揺による発汗で起こる皮膚の電気抵抗の変化を主に調べる。同省によると、作戦遂行中の戦闘要員は皮膚の電気抵抗に加えて体温や呼吸数にも変化が出るとされ、マイクロ波やレーザーを利用してこれらを検出する技術を開発する計画という。最大で対象者から35メートルでの計測が目標としている。(参照

 兵器としてはとても優れていると思う。ただし、「人込みに潜んだ自爆テロ犯を犯行前に取り押さえるといった利用法」という部分が気にはなる。もちろん、おかしなヤツを、その時/その場で発見するための監視カメラは、それほど問題ではない。問題は、監視カメラがピックアップした情報(行動的特徴なり体温や呼吸の変化なり)が、データベース(その行動を取っている人物は一体誰なのかという情報)と照合されること。監視カメラが拾った情報が個人名と統合され蓄積されデータベース化されるのが監視社会であって、その時その場で監視を行うことには、それほど抵抗がない。

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「技術」を通して「自然」とあらたな関係を切り結ぶ、のか?

2006/1/8, 14:33 by Gen

 顔面青ざめてますが10分だけ与太話という息抜きをお許しください、神様。寓話ですよ。北海道のある町では、川がよく氾濫する。古くは江戸時代から、石を積み上げて堤防を築いてきた。石を積み上げた堤防は、維持するのが大変だ。重い石をわざわざ毎回積み上げるのだから、重労働だし、しばしば事故が起こって、何人もの住民が命を落としたり大けがをしてきた。もちろん、石でこしらえた堤防にはメリットがある。住民と川との交流や触れあいを阻害しないからだ。コンクリートで固めてしまっては、住民と川が訣別してしまう。さてどうしたものか。コンクリートという新たな・安全な「技術」を取るか、石の堤防という「自然」との触れあいを取るか。こまったこまった。

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ウザイ奴にも自律を与える国家のたしかな機能

2006/1/7, 14:34 by Gen

 国家が媒介する非人称の連帯のメリットはまず、人称的な関係(世話する者と世話される者)につきまとう依存・従属の関係が廃棄されるという点にある。「国家の世話になる」人びとは、特定の誰かの世話になっているわけではないがゆえに、(少なくとも権利上は)誰かへの遠慮のゆえに声を呑み込む必要はない。非人称の連帯は、その連帯の果実を享受する人びとをなおも政治的存在者として処遇することができる。さらに、この非人称の連帯は、自発的な連帯ではなく強制的な連帯であるというメリットをもっている。ある人がどれほどの嫌われ者であろうと、また「世間」から見てどれほど「異常」な振舞いをしていようと、その人は生きるための資源を権利として請求することができる。この強制的連帯は、自発的なネットワーキングが排除する人びとをもカヴァーすることができる。社会国家が、非人称の強制的連帯のシステムとして形成されたことの意義は忘れられるべきではないだろう。 (『公共性』

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