都市化する世界part.2
都市化する世界part.1のつづき。今回のレポートの副題は、「人々は都市の不潔さを地方の絶望よりは好む」。下線部は訳者がstrikingだと感じたところ。




都市化する世界part.1のつづき。今回のレポートの副題は、「人々は都市の不潔さを地方の絶望よりは好む」。下線部は訳者がstrikingだと感じたところ。
少し古いのだが、Economist誌May5th号に、都市化する世界についての17ページの特集レポート(”The world goes to town”)が載っていた。忘れないように、その中からimpressingなデータと記述を抜き出しておきます。微妙に突っ込みどころもある記事ですが。長くなってしまったので、数回に分けて載せます。現代の世界における「都市」の問題を考えたい人にとっては面白いはず。意訳・抄訳中心なので、詳細については原文を。
「心とは」というエントリ、そして「意識とは」というエントリでは、『心と認知の情報学』から、わたしが重要だと感じた点を抜き書きしました。背景知識の無い方にはかなり読みづらかったと思います。そこで、今回の記事では、わたしの言葉によって、両エントリの内容を再構成してみます。この再構成は、社会学的な考察を加える(物語論を考える)ための準備段階です。前回、前々回の記事をスッキリと読まれた方が、今回のエントリを読む必要はないでしょう。次回以降に、『自己への物語論的接近』という社会学の書籍を参考にしながら、「わたしにとっての物語とはなにか」「わたしとはなにか」を、(認知科学と社会学を接続する形で)考えてみたいと思います。
この記事を書くに至ったきっかけはyasuchanのはてなブックマークを通じて知った「AV女優に質問!本当はAV出演は苦痛ですか?」というサイト。2chにあるスレのまとめサイトのようだが、そこでは、約8割がた、「苦痛である」「お金のためにやっている」とのコメントが寄せられているようだ。大半が嫌々やっている、と聞いてあなたは何を想うだろう。「やっぱりな」と感じるのかもしれない。
上記サイトのデータを社会学的に分析したいわけでも、他の統計を持ってきて反論したいわけでもない。これから書きたいのは、高校時代からの知人である女性の、ある性のかたち、その生きとし生けるありさまだ。セックスが好きという彼女は、どのような人生を歩んでいるのか。